土地の高騰や法規制の緩和などを背景に近年地階の需要が高まっています。
敷地は角地ながら道路後退、建ぺい率50%・容積率80%という条件で、41坪の中にプライバシーを確保しながら拡がりのある居間を作りたいという要望をいかにすっきりとした空間にまとめるか?
ともに漫画家であるご夫婦のご要望は、地下にアトリエを作ること、何万冊(ダンボール100箱程度) にも及ぶ本の収納、多くの友人とのパーティーができるリビング及びキッチンを作りたいという事でした。
傾斜地による景色のよさとプライバシーの確保の両立を目指して2階にリビングを作り、屋根なりの斜め天井で大きな容積となり光と風が多く入る健康的な家となりました。
斜めになっていた120坪の敷地を造成工事で平らにし、道路との高低差を利用して地下車庫を作り、そこからも直接家に入ることができるようにしました。
前面道路幅員2.4m、隣家の密集した間口5.5m・奥行き21.5mという細長い30坪の敷地に、二世帯住宅と漫画家であるご主人のアトリエを作るということでした。
外観
車3台分が収納できる地下駐車場を備えてます