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宝建設の家づくり 「世界でいちばん自分らしい家」を創れたらと、多くの協議時間と設計期間をとっています。

地下室のつくり方   (地下室無料相談室)

はじめに

a. 土地の高騰や法律規制緩和などを背景に近年、地階の需要が高まっています。

地下室を魅力的にするためには建築的にいくつかの手法があり、それらを複合しているのが実情です。

主なものとして

①ハイサイドライト(高窓)

②吹抜

③ドライエリア(採光・通風・防湿のための空掘り)

④トップライト

 

b. 都市生活と地下室

①立体的生活の必要

過密な都市生活の中では地上の積層に加えて地下の積層を加えれば生活空間にいっそうの変化と

豊かさをもたらすことができます。

②プライバシー(精神の自由)の必要

ストレスの多い社会生活の中で視線や騒音などを気にすることなく、まさに守られたプライバシーを

積極的に楽しむことができます。

③多様なニーズに応じる空間

例としてワインセラー・模型室・ピアノ室・アトリエ・音楽スタジオ・シアター・寝室・書庫など考えられ

ます。

 

c. 地下室の利害得失

利点

①夏は涼しく、冬は暖かい(断熱性が良い)

②遮音性に優れている

③プライバシーを保ちやすい

④法的優遇(建蔽率・容積率)

 

欠点

①湿度が高い(結露しやすい)

②水はけの悪い土地だと防水対策が必要

③通風・採光が取りにくい

④閉塞感がある

⑤施工費が高くつく

 

欠点を補う技術・工法

①防水方法 : 二重壁・防水剤・外部砂利層・二重床・スマートフォーム

②防湿方法 : ドライエリア・トップライト・ハイサイドライト

③開放感   : ドライエリア・トップライト・吹抜

④機械設備 : 空洞・換気

⑤工事費     : 半地下の利用

 

d.  実 例  【その1】

S邸の場合、地下室にはトップライト・ドライエリア・吹抜・螺旋階段・ハイサイドライトが仕組まれ

ています。用途としてはワインセラー・寝室などのある第2のリビングといった感じです。

 

 

 

 

 

 

 

【その2】

SU邸の場合、広いドライエリアに地下室のアトリエが面しているので光と通風にあふれた明るい

空間となっています。

 

e. ビルトインガレージ 

限られた敷地面積の中、車庫の位置をどうするかが、検討事項になります。

どんなにデザインがすぐれた住宅でもあとずけのアルミでの既製品の車庫の屋根は

家とマッチしてなく、味気ないものです。

その場合の解決方法は、様々ですが雨・風に濡れたままの駐車が愛車の為に許せない方も

多くいらっしゃいます。もちろん、雨の日は濡れずに動線があると便利で一番です。

大枠で大別すると敷地と道路の段差を利用する方法として地下駐車場、建物の

オーバーハング又はビルトイン方式の二通りが考えられます。

ちなみに車庫は1/5の容積率の緩和があり、地下室は1/3の緩和があります。

 

敷地と道路との段差を利用した地下駐車場

 

A1. 暖炉のある平屋(川崎市宮前区)

  外観

  

  

 

  元々の敷地は土留めもなくただ道路から45°の傾斜地でしたが

 コンクリート土留めをすることにより、使える敷地が広がり、尚且つ

 車3台とハーレーのバイクの地下駐車場と平屋の住宅は内部階段で

 繋がっており、便利な使い勝手となっています。

 

A2 地下車庫付住宅 (川崎市高津区)

 

  

  1

  敷地との段差を利用し、地下車庫付住宅を創りました。(車3台+バイク)

 東急の分譲地に多いパターンです。

 内部のフローリング、天井材はすべて無垢材です。

 

A3  地下車庫付住宅 (川崎市高津区)

 

  1

  敷地と道路との段差を利用し、車4台分の地下車庫付住宅を創りました。

 らせん階段と薪ストーブの家です。

 

f.建物によるオーバーハング車庫及びビルトイン車庫

 

B1  スキップフロアの家 (川崎市)

 

  

  4

 

  スキップフロアの中2階に水廻りがあるのですが、そのオーバー

 ハング部分の下に車庫を創りました。

 

B2 半屋外空間のある家 (川崎市多摩区)

 

  正面

  中庭

 

  2階に居間を設け、中庭を介して1階の和室共つながる将来2世帯住宅に

  対応できる間取りになっています。

 

 

地下室無料相談室

 

Q1.どんな土地でも地下室は作れますか?

A1.地下にトンネル等障害物がない限り造れます。

バブルの頃京都の建築家が住宅で5層の地下に光を集めて造っていました。

ただ、注意すべき点はコスト面で大きな差が出ることです。

地盤の弱い土地や水の通り道では地盤改良や杭工事をしなければなりません。

地下水の水位の高い土地では工期や防水の方法も変わってきます。

事前に専門の調査会社に相談するのが一番です。

又、全面道路のせまい場所や電柱などが邪魔する場合、工事費がかさみます。

ただ、二世帯、三世帯住宅の場合、又は狭小敷地の場合土地代を考えると

お得な場合があります。また、音楽室など防音性が求められたり、夜間に

作業したい場合などは近隣にも気がねなく使用できる便利な空間です。

 

 

 

Q2.建築基準法で地下室はどう定められているのですか?

A2.建築基準法上での地下室とは地下に埋まる部屋の天井高さの1/3以上が

地下に埋まったものをいいます。一般的に使われる半地下室とは法上にはないです。

しかし、傾斜地などで地下室の一面が露出したり、埋め込みを浅くしてある地下室を

半地下室と呼ぶことが多いです。

傾斜地の場合、地盤面は高低差が3mを超える場合には3mごとの平均高さが

地盤面となります。

地下室の定義

傾斜地における地盤面

Q3.地下室を造ることの最大のメリットは何ですか?

A3.防音室や書庫などの趣味の面や防災目的ももちろんありますが、やはり

限られた土地を有効に使えることがあると思います。

完全に地盤面から1m以内だけが地上に出ている地下室は建ぺい率の計算をする時に

算入されません。

また、たとえば狭い敷地で建ぺい率一杯に通常通りに建物を計画しても高さ制限や

斜面で建ぺい率一杯に通常通りに建物を計画しても高さ制限や斜線の影響で

その敷地の容積率を満たすことができなくなることが多々あります。

この容積の余裕部分の面積と地下室の容積制限の緩和を利用すれば生活部分の

床面積を広げることができます。

つまり、地下に敷地いっぱいの地下室を造り、しかも容積率を範囲内で目一杯

使った建物を造ることができます。

 

Q4.地下室があると地震に強いって本当ですか?

A4.本当です。

地上の建物が同じ構造だとすると、地下室がある方が強いです。

その理由は地下部分が地盤に深く埋まっているからです。

建物の基礎は(地下)主にその重さを縦方向に支えるためのものです。

その基礎(地下)が地中深くにあるので、地震のように横方向に大きな力が

加わっても基礎(地下)ごと揺れるので、建物の揺れは小さくて済むのです。

つまり、地面からフリーな上のみが揺れるのと地盤と一緒に揺れるのとでは

ふれ幅が違ってくるわけです。

また、地下室自体も地震の時に加わる力と常時かかっている土圧や水圧の力を

加味して構造計算がされていますので、強くて頑丈な基礎と同じものになります。

地震に対しては絶対的に強いです。

 

Q5.湿気は大丈夫でしょうか?

A5.地下室を造りたいと思う方が真っ先に思い浮かべる不安点だと思います。

高温多湿な日本では必ず結露や湿気の問題は出てきます。

しかし、空堀り(ドライエリア)を2ヶ所造るとか、吹抜階段で通風と光を

入れるとか、トップライトを設けるとかハイサイドライトを設けるとか、設計の

工夫でまかなえます。

又、床下の吸湿処理、壁の吸湿処理、壁内の湿気を流してしまうスマートフォームや

http://www.kanamorig.co.jp/private_label.html

除湿機の設置の工夫などで解決できます。

地下室のコンクリートが完全に乾くまでは通常1から3年かかります。

その期間は特に対策が必要になります。

ドライエリアとは?

ドライエリアとは地下室を居室として使用する場合に設けなければならない空間です。

空堀りとも呼ばれます。その基準については下記イラストを参照してください。

ドライエリア

 

Q6.漏水しませんか?

A6.大丈夫です。現在様々な防水方法があります。

 

Q7.地下をリビングルームにしたいけれど・・・

A7.地下にリビングなどの居室を設ける場合、①空堀り(ドライエリア)に面して

開口部の設置、②居室床面積に対して1/20以上の換気有効面積などが求められます。

又、ドライエリアからの避難ステップを求められる場合もあります。

 

Q8.地下室を造ると予算は割高になりますか?

A8.地上よりおおよそ3割程度増になると考えてください。

しかし、容積率の緩和1/3が利用できるので生活面は格段に豊かになります。

さらに言えば地下室分の土地が増えたと思えば、土地の金額に比べたら安いものです。

 

Q9.地下室を造ると工期は長くなりませんか?

A9.地下室の工程は、土工事、防水工事などがあり通常より2ヶ月以上長くなると

考えてください。よって、通常ハウスメーカーは地下室は既製品で創れないから、

やりたがらないし、工期が長くなる事は絶対やりたくない主義です。

特殊に創ることは苦手で売ることに関してはプロです。

 

Q10.地下にキッチン、浴室、トイレも造れますか?

A10.ビルの地下にもレストランがあるように出来ますが、排水の為のポンプアップや

貯水タンクが必要です。また、ポンプが壊れた時の為に何台か必要です。

ポンプには必ず寿命がありますので、メンテナンスが必要です。

 

Q11.明るい地下室は造れますか?

A11.設計の手法で可能です。

容積率とは

建築物の延べ床面積の敷地面積に対する割合です。

用途地域の種別、全面道路の幅員によりその最高限度が

定められています。平成6年の建築基準法一部改正により

建築物の地階で住宅の用途に供する部分の床面積については

その建築物の住宅の用途に供する部分の床面積の合計の

1/3を限度として延床面積に算入されないことになりました。

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