横浜の名建築 その5
横浜西口 風の塔
幻影的な夜景を味わえます。
太陽の光で昼間はアルミパネルが光を反射して薄い円筒形の単純な形態
になって見え、逆光の側ではパネル越しに構造体のフレームがわずかに
見えるという状態です。
ところが夕方になると刻々とその表情を変えていきます。
夜間はタワーの足元の投光機、タワー内都の1280個のミニ竜球、そして
12本のリング状のネオン管などが、パソコンでコントロールされて、
さまざまな光の表情を見せてくれるようになっています。
建築というよりなんだかオブジェですが、当時、私は衝撃的な印象を受け
ました。
所在地:横浜市西区北幸
設計:伊藤豊雄建築設計
施工:大林組
竣工:1986年