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2012年1月30日CMに使われた建築家設計の住居 その2

CMに使われた建築家設計の住居 その2

 

シャープのアクオスのTVコマーシャルで使われた住居のご紹介です。

 

まず初めに中国北京の竹屋を設計した隈研吾氏。

 

豊かな空間の為のスクリーンのデザインはいつも勉強になります。

 

 

 

 

次に「草とガラスの家」

 

フューチャーシステムズの設計で自然と融合した柔らかいデザインが素晴らしいです。

 

 

そして最後に坂茂設計の「壁のない家」

 

坂茂氏の優れた設計思想を実現させた構造設計家の力は感嘆!!

 

の一言です。

 

 

 

 有名建築家の優れた設計思想の意匠を実現する為に素晴らしい構造家が

 

必ず控えています。

 

例えとして、国立代々木球技場は丹下健三氏の代表作ですが

 

横方向の最大スパンは120m、縦方向は44m。この構造は坪井善勝という

 

構造建築家が居たからこそ実現した建物です。それも20代の若さで、

 

オリンピックに間に合わせた設計と施工の日本の力はすごい!の一言です。

 

ただ、一年半というあまりにも工期が短く、地耐力が不足していた為、

 

何年後かに雨漏りがあったそうです。しかし時は1964年、施工力も未熟な中、

 

コンピューターも発展していない時代で、ものすごいエネルギーを感じる建物です。

 

時々、デザインを懲り過ぎるから雨漏りをするとの一言で、片づけてしまう事が

 

ありますが、その一言ですますにはあまりにも単純過ぎると思うこの頃です。

 

特にalways 三丁目の夕日の映画を観てより思いは強くなりました。