限られた敷地面積の中、車庫の位置をどうするかが、検討事項になります。
どんなにデザインがすぐれた住宅でもあとずけのアルミでの既製品の車庫の屋根は
家とマッチしてなく、味気ないものです。
その場合の解決方法は、様々ですが雨・風に濡れたままの駐車が愛車の為に許せない方も
多くいらっしゃいます。もちろん、雨の日は濡れずに動線があると便利で一番です。
大枠で大別すると敷地と道路の段差を利用する方法として地下駐車場、建物の
オーバーハング又はビルトイン方式の二通りが考えられます。
ちなみに車庫は1/5の容積率の緩和があり、地下室は1/3の緩和があります。
敷地と道路との段差を利用した地下駐車場
A1. 暖炉のある平屋(川崎市宮前区)
元々の敷地は土留めもなくただ道路から45°の傾斜地でしたが
コンクリート土留めをすることにより、使える敷地が広がり、尚且つ
車3台とハーレーのバイクの地下駐車場と平屋の住宅は内部階段で
繋がっており、便利な使い勝手となっています。
A2 地下車庫付住宅 (川崎市高津区)
敷地との段差を利用し、地下車庫付住宅を創りました。(車3台+バイク)
東急の分譲地に多いパターンです。
内部のフローリング、天井材はすべて無垢材です。
A3 地下車庫付住宅 (川崎市高津区)
敷地と道路との段差を利用し、車4台分の地下車庫付住宅を創りました。
らせん階段と薪ストーブの家です。
建物によるオーバーハング車庫及びビルトイン車庫
B1 スキップフロアの家 (川崎市)
スキップフロアの中2階に水廻りがあるのですが、そのオーバー
ハング部分の下に車庫を創りました。
B2 半屋外空間のある家 (川崎市多摩区)
2階に居間を設け、中庭を介して1階の和室共つながる将来2世帯住宅に
対応できる間取りになっています。