*ハウスメーカーが生まれた理由*
現代社会は合理性を追求する社会です。
一つ物を作るのに同じ作業を繰り返す事で、自動車のように大量生
産の品を作るのに適しています。
この手法は、都市部への人口集中に対応する為に工業化の手法が
生まれました。
これまでになかった「カタログで家を選ぶ時代が来た」ので
あります。
しかし、今では時代が変わり、状況が変わりました。
空家が増え続けている事が社会問題となっている今、大量の住宅を
供給する仕組みは必要ありません。
日本人は家づくりを考えると展示場にいきますが、
実際のハウスメーカーで建てた住宅は展示場のモデルハウスとは、
似ても似つかない家が建っています。
なぜならば、展示場の設計は建築家が設計している事も多いのです
しかし、一般の方々が建てるハウスメーカーの住宅は、全く建築の
知識のない営業マンが、営業所の設計担当の社員が、CAD入力し
あっという間に見積書と図面がすぐ出てきます。
それが可能なのは極限までの工業化により、成立する実現です。
宝建設では建築家の設計する住宅の見積もりも数多く手掛けて
おりますが、見積もりだけで2週間から4週間かかります。
よって、見積もりがすぐに出てくる会社は工業化、もしくは
マンネリの会社と言えます。
*自分の家は自分で作る人*
通常、家を造ろうと思った場合、知り合いに設計士がいたり、
工務店に知り合いがいれば相談できますが、大抵の方は
どうしたら良いかわからないので、ハウスメーカに向かうのですが
ハウスメーカーに依頼しない方というのは、デザイナーや
カメラマン、建築デザインに関わっていた方などや、カフェ、
美容室、スタジオなどセンスを必要とする職業に関わっていた方が
多いです。
又、温熱環境を学んだ方などは、本を読み、サッシ、屋根、断熱、
気密について価値観をお持ちの方は、ハウスメーカーでは満足せず
ご相談に来られます。
こだわらなければ、空きマンションの情報はいくらでも手に入る
昨今です。仕事場に近く新築で、ある程度の広さとなると予算が
合わず、ですが完売になるのも早いです。
私も素人ならば、ハウスメーカーやマンションで満足していたと
思いますが、建築を学んだからこそ、その選択はありませんでした
例えば、寿司屋に行く際、メニューも価格表もない知らない寿司屋
よりも、回転寿司ならばわかり易くて、手っ取り早いです。
その困難に立ち向かってる方が、こだわりの住宅を建てているの
かも知れません。
それでは余りにも不親切だど思いますので、いかにして満足の
行く住宅を建てるかを、次に話したいと思います。
*住宅の設計、施工を生業としている理由*
前述のように、ハウスメーカーや高くて狭いマンションに満足
しない方々の、役にたちたい。
まず、ハウスメーカーでは特殊な事が苦手です。
地下室、半地下室、螺旋階段、手作りの家、本物の木の家、変形
敷地、自然素材、十分に手を練りディテールのしっかりした住宅、
既製品をなるべく使わない家、時間を織り込む住宅設計、大家族の
家、防音室のある住宅、狭小住宅、愛犬・愛猫と暮らす家、店舗
併用住宅など、これらはハウスメーカーには難しく、至極高く
なります。
これから人口減少のなかで、世の中の移り変わりが早く、自動車
メーカーのような大企業も100年後存在しているかわからない
この日本の中で、何千万も支払い住宅を建てる、そんな方々を応援
したく思います。
その為に私は、住宅の設計、施工の会社を続けております。
弊社は建築家の方々の住宅施工もしておりますが、私自身大学の
研究室を出て、設計事務所の経験もあり、住宅作家の方々には失礼
ですが、一般の方々には200万、300万の設計料は高いと
思われてしまっております。
半年間図面を書き続け仕上げても、その金額では全く割に合いませ
ん。
そんな関係をみているうちに、ならば設計、施工の会社をつくる
事にしました。
*宝建設がご相談にのれる事*
全て叶える方向です。
・準防火地域の住宅で木をふんだんに使いたい。
・10年で壊れてしまう設備機器に、多量の予算は使いたくない。
・光熱費のかからないQ値1.0以下の住宅に住みたい。
・窓は大きく、プライバシーは確保し庭と一体化した、庭屋一如
の住宅を作りたい。
・プリントされた建具や外壁材は使いたくない。
・屋根裏構造材及び、下地材を木のあらわしで造りたい。
・住宅専門誌に選択されるような、家に住みたい。
・ビニールクロスは使いたくない。
・マンションリフォームでも木を使いたい。
・本棚、洗面、キッチンなど造作で作りたい。