【二世帯住宅 もめる5ヶ条】
1条:相続の問題は家族の間で!
ご両親が元気なうちはいいですが万が一の場合、それらの
不動産相続はどうするのか?
将来的に空いた家には誰が住むのか?
それを話あっておくことです。
プライベートな問題に設計者が口を挟むと余計に混乱します。
往々にして不動産所得者と血縁関係のない人間が口を出すと
もめる原因になります。
2条:二世帯の接点は緩衝帯で自然に!
世帯間の接点をドアひとつでつくるのは危険です。
一方は鍵をかけたり、一方はドアを開け放しだったりすると
関係がギクシャクしてきます。
よってテラス・中庭・坪庭などの緩衝帯で自然に分けるのがうまく
いく方法です。
3条:親世帯へ配慮を!
子世帯の好みでデザインなどにこだわり使い勝手が悪かったり、階
段の昇り降りが危険だったり、水廻りに段差があったりするのは問
題です。年配者やハンデを背負っている人が住みやすい家は当然、
子供にも住みやすい家です。
また、将来は人間誰もが「老い」に向かいますから・・・
4条:お金を出す人こそ威張らない!
年配の方でお金を持っている人が偉いという事で何を言っても良いと
なるともめます。
お金=発言力 ではなく老若男女すべての思いを受け止めるプランを
目指すのがベストです。
第三者のプロの設計士を利用するのが一番です。
よって必ず、一度は設計士さんとの打合せに家族全員出席して意見を
言いあう機会が必要です。
5条:嫁姑問題はコントロールを!
それぞれが我をはるのではなく表面上だけでなく、お互いを尊重しあい
家族みんながそれぞれの持ち場をコントロールしていく事が大事です。