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2011年11月13日二世帯住宅 その6

【二世帯住宅 もめない8ヶ条】

 

 1条:音の問題はしっかりと!

 

    各世帯の床の防音に気を使うこと。

    おススメの商品としてタイガーの防音システム床やフクビの

    防震吊子などがあります。

    また、親世帯と子世帯の寝室は近づけない。

    できればリビングや水廻りを挟む間取りで解決したいポイント

    です。どうしようもない場合は親世帯の寝室の上に孫の子供部

    屋をつくり子育てに協力してもらうと良いでしょう。

    また、2階にテラスを設け1階とずらす事も手法のひとつです。

    

 

 2条:親を一番いい場所へ!

 

    通常、親世帯1LDK+子世帯3LDKですが、そうなると1階には

    光も風も届かない住宅になってしまいます。

    ご両親はリタイアされている為、一日中、家にいる方が多いので

    例えば家庭菜園の場所をつくるとかサービスバルコニーを含め段差

    のない空間を多くするとよいでしょう。

    また、将来的にアプローチはスロープにする外構計画をしてあげる

    必要もあります。

 

 

 3条:無駄な空間から和む!

 

    ご近所との語らいの場所、土間空間、中庭、デッキスペース、吹抜

    階段、屋上庭園、ロフト、書斎、暖炉スペース、家庭菜園・・・・

    ふと日常から逃げて、ひといきつけるスペースは安心感を与え家族

    の間にも気持ちにゆとりが生まれます。

 

 

 4条:設計士をうまく利用して!

 

     家族間では少々面倒な事やいいにくい事は第三者であるクールな立場

     である設計士に判断してもらいましょう。

 

 

 5条:裏動線がポイント!

 

     水廻りや共用空間などは回遊性のある間取りにして、裏階段や勝手口

     などをつくり裏動線を確保すると、世帯間の距離がつかず離れずの良い

     関係になります。

 

 

 6条:できるだけ、つくりすぎない!

 

     構造体はしっかりとつくり(できれば在来工法)時間軸を考えて、変化

     に対応していく間取りがポイントです。

 

 

 7条:デメリットをメリットへ!

 

     若夫婦が共働きの場合、親世帯がお孫さんの送り迎えや遊び相手になって

     もらえます。その場合、普段お世話になっている気持ちを常に伝えるよう

     心がけましょう。

 

 8条:間仕切りは流動的に!

 

     将来の時間軸に合わせて可変できる構造を初めから設定しておくこと。